誠信クラブ 行政視察 2007.02.06 |
トーキョー・ワンダーサイト 東京都では、国内外の若手美術家・グループの育成を図るため、都の施設を発表の場として提供し、都民及び芸術家同士の交流を図る芸術活動・発表の支援事業を行なっている。 これは東京都の重点事業9という事で、平成18年度に約8億円の事業費で、世界に通用する芸術・文化創造を担う若い才能の育成を目的としている。 芸術家の支援事業「トーキョーワンダーサイト」は、2001年に「トーキョーワンダーサイト本郷」を開館して以来、東京都の公募展トーキョーワンダーウォールと連携してきた。 そして2005年、2館目の施設として「トーキョーワンダーサイト渋谷」を開館、そして2006年には3館目の施設として、国連大学旧研究研修センターに、「トーキョーワンダーサイト青山」を開館した。 |
トーキョー・ワンダーサイト青山 このビルの3階から5階 |
ライブラリー |
トーキョー・ワンダーサイト青山 「トーキョー・ワンターサイト青山・クリエーター・イン・レジデンス」は、東京の中心地である青山に位置し、アートからデザイン、音楽など幅広い分野の若手アーティストの国際的な創造・制作拠点として活動を行なっている。 |
スタジオ4 |
プライベートルーム |
事務室 |
ラウンジ |
トーキョーワンダーウォール 「トーキョーワンダーウォール」は、石原都知事の発案により、2000年から東京都によって実施している公募展である。 トーキョーワンダーウォールには、未知の才能・作品が多くの観客と触れ合うことによって、若い才能を開花させてゆくプロセスが用意されている。 毎年約1000人の応募の中から約100人が選出され、入選者は毎年の夏に東京都現代美術館で展示され、その中から選ばれた12名の入賞者の作品を、1ヶ月ごとに第一本庁舎と議会棟をつなぐ回廊の展示スペースで展示している。 「トーキョーワンダーウォール2006」は、2006年10月から2007年9月まで、展示している。 また「トーキョーワンダーウォール公募2007」については、平成19年4月上旬頃から募集要項を配布する予定という。 |
芸術に対しての支援 日本の中心地、東京で芸術家を支援するという企画であるが、こういう企画を地方都市でも考えることができないだろうか。 例えば、風光明媚な笠岡諸島の空き家を芸術家に賃貸借し、芸術活動を行なって戴く。 そして製作した作品を展示する公共的なスペース(例えば築年数の浅い北木島の廃校になった校舎等)を用意して、常時いろいろな作品を多くの方々に見て戴くという企画である。 瀬戸内海に浮かぶ直島はベネッセ・コーポレーションが美術館を開館し、また島内の古い民家を利用した芸術作品を観光客が見て回る事ができるようになっている。 地方都市の特色を引き出す手法として、芸術という分野を活用できればと思うのだが・・・ |