平成18年12月08日
9時30分〜質問
(演台へ登壇) 質問時間30分以内
この度はくじ運に恵まれまして、平成15年9月定例会以降、本当に久し振りのトップバッターを務めさせて戴きます。
どうか本年を締めくくる12月定例会の個人質問のトップバッターに何卒前向きな答弁を御願い申し上げます。
尚、9月定例会で実施した一問一答方式も多少変更した形になっており、いくらか戸惑う事もあるかと存じますが、ご容赦戴ければ幸いに存じます。
1.市民満足度の向上について
市長は今年度から市民の満足度を高めていこうという提案をされました。
そのために市民アンケートを職員も行って、アンケート結果の分析を平成19年度の予算に反映させたいと3月定例会で答弁されております。
そして9月には笠岡市・市民意識調査を満18歳以上の無作為に抽出した笠岡市在住の3,000名に対して行なったと伺っております。
このように市民の声に耳を傾けて、更なる市民サービスの向上と市民満足度を高めていく「協働のまちづくり」がこれからは求められてくるはずです。
財政が厳しい現状の中、ハード的に市民満足度を向上されるのはなかなか難しいと思います。ソフトの部分で市役所の対応が変わったと感じて戴く事ができるような、施策の推進をしていかなければならないと思います。
それは職員の意識改革、とにかくやってやろうという挑戦する気持ちが必要不可欠だと思います。
ここで市民満足度の向上に対して2点質問致します。
(1) 市民満足度の向上に対しての市長自身の具体的な考えをお尋ね致します。
(2) 笠岡市・市民意識調査を9月に実施していますが、この分析結果をもとに平成19年度の事業並びに予算にどのように反映させて市民満足度を向上させていこうと思われているのかお尋ね致します。
2.中学校の体罰問題について
11月7日の新聞報道で市内の中学校で体罰があったと報じました。
その後も新聞各社で報道が続き、この体罰問題は笠岡西中学校だという事も知りました。
こうした新聞報道で、この体罰問題について知ったわけです。
笠岡西中学校は、議員になってから今まで10回卒業式にも出席致しました。
7〜8年ほど前は、確かに卒業式でもピアスをした生徒や短い学生服に刺繍をしたような生徒も見かけたり、パトカーが巡回しているような事もあり、荒れているなあと感じておりました。
しかしこの数年は、卒業式でもそういう生徒は見かけませんし、随分良くなったと感心致しておりました。
また監査委員を務めていた2年間に、市内の全保育所・幼稚園・小学校・中学校に定期監査で伺いましたが、荒れた学校は特に見受けませんでした。
逆に驚いたのは、生徒たちが実に良く挨拶をするのです。
これは、教育委員会で提唱している「早寝・早起き・あいさつ・朝ごはん」運動が効果をあげているというお話もある中学校で伺いました。
私は不動産業をしているため、時として耳にするのですが、広島県で教育を受けたくない、できれば岡山県の教育を受けたいため、笠岡市に住みたいという方がいらっしゃいます。
こうした教育という観点から、笠岡市にお住みになられたいという事に対しては、誇りに感じております。
このように市内の学校が素晴らしい教育を行なっているという実態の中での、この度の体罰問題報道は、大変驚きました。
体罰は許されない行為です。
しかし今回の体罰問題で教師が変に萎縮する事だけは絶対に無い様にして欲しいと願っております。
私が子どもの頃は、いたずらをしていると近所で叱ってくれる大人がいました。また学校へ行っても、教師は威厳があり、悪い事をしたら大きな声で叱りました。
やはり教師は威厳をもって指導して戴きたいと思います。
それでは質問に移ります。今回の体罰問題について、11月30日には総務文教常任委員会で説明があったとも聞いておりますが、今までの経過についてまずお尋ね致したいと存じます。
そして2点目として今回の体罰問題に対しての今後の取り組みについてお尋ね致します。
3.情報化について
最後3項目目、情報化について質問させて戴きます。
過去何度も情報化については質問させて戴いておりますが、どうも情報化の取り組みが足踏みをしているように感じております。
本日も小山議員さんも具体的に質問をされておられますが、笠岡市地域情報化基本計画も平成15年度末を目標にして平成13年11月に作成しております。
その中に計画の内容は必要に応じて見直し、平成15年度に次期計画を策定すると明記されております。
しかしながら平成15年度には作成されていなどころか、未だに作成されていないわけです。
本市のホームページも、平成15年度にリニューアルを行いました。
その平成15年3月定例会で、私が情報化の質問を行ったときの答弁として、「ホームページ・リニューアル事業は、各課で作成できるシステムを導入するもので、情報管理、運用等も各課において行うものであります。また公共施設の予約等ができるシステムも同時に導入をいたしますが、現時点では予約者本人を確定するシステムが確立をされておりません。このため,個人を特定できる個人認証基盤が確立する平成16年度以降において、再度改修を行いたいと考えております。」と答えられております。
公共施設の予約システムもまだ未着手ですし、593万円少々を投じたホームページ・リニューアル事業が十分に機能していないのではないでしょうか?
各課が積極的に情報公開を行なう目的で、ホームページ・リニューアル事業を行なったわけですが、十分な情報提供ができていない課があるのは事実です。
本来、専門的な知識・技能がなくても、ワープロ感覚でホームページに情報発信できるシステムのはずです。
積極的な情報公開は、各課の職員の情報公開しようという心意気がなくてはできないと思います。そうした、やってやろうという積極的な気持ちが欠けているのではないでしょうか?
このような実態から、本市の情報化の推進が足踏みをしているように感じております。
もっともっと積極的な情報化の取り組みが必要だと思います。
行革IT推進課の取り組み、また各課の積極的な情報公開についてお尋ね致します。
情報化の2点目ですが、6月定例会で職員ポータルの掲示板により議員と情報の共有化が図れないかお尋ね致しました。
なかなか厳しい答弁の中でしたが、各種審議会等の開催については、各部署で取りまとめた資料を議員控室に置くようになりました。
しかしこれも最初はこまめにファイルしてありましたが、最近はファイルしていないものも散見致します。
協働の街づくりを推進する中で、議員にも様々な情報を提供して戴きたいと思います。
市長Eメールでの市民の皆様の生の声、執行部側がいろいろ協議している調整会議の内容等、我々議員も知っておくべきだと思います。
議員には守秘義務がないとはいえ、制作過程の情報という事を十分に理解する常識は持ち合わせております。
我々議員も執行部側と一丸となって市民とともに「協働の街づくり」を推進していかなければなければならないはずです。
6月定例会の質問後、10月には、議員控室に1台、議員図書室に2台のパソコンが整備されたわけですし、この際、議員も職員ポータルの掲示板で情報を共有できないかお尋ね致します。
以上で1回目の質問を終えます。
まずは大項目の1項目目の市民満足度の向上について答弁を御願い致します。
(質問席に着席)
(執行部から1項目目の答弁)
(質問席から再質問)
再質問 1.市民満足度の向上について
再質問@
市民満足度調査は全国のいろいろな自治体でも様々な取り組みをしている。
その調査結果をもとにいろいろな施策を実行し、次の年に再び調査をして分析をしている自治体もある。継続的に調査を行うのか?
再質問A
コスト面を考えて、アンケートも郵送ではなくインターネットや携帯電話のメールで幅広く行なっている自治体もある。
インターネットや携帯電話での調査は考えられないか?
以上で1項目目を終了いたします。続いて2項目目の答弁を御願い致します。
(執行部から2項目目の答弁)
(質問席から再質問)
再質問 2.中学校の体罰問題について
再質問@
学校だけでなく、地域社会、それぞれの家庭でも悪いことをした子供に対して積極的に注意し叱るという事が大切だと思う。
体罰は決してしてはならない。
しかし悪いことに対しては躊躇することなく、厳しく叱って欲しい。
今回の体罰問題で萎縮する事なく、威厳をもって指導するよう改めて徹底できないか?
以上で2項目目を終了いたします。続いて3項目目の答弁を御願い致します。
(執行部から3項目目の答弁)
(質問席から再質問)
再質問 3.情報化について (2006.12.08 UP)
職員ポータルの掲示板で議員と情報の共有を行なうという事に対して、前向きに検討するという答弁を賜りありがとうございます。
再質問@
マニフェスト・アワード2006という地方議員の政策コンテストが行なわれた。元三重県知事や元宮城県知事や大学教授などが審査委員である。私も一番最初にエントリーだけはした。ノミネートされたホームページはお金をかけずに素晴らしい内容である。
以前視察に伺った神奈川県大和市のホームページは無料ソフトを利用して素晴らしいホームページを作られている。
費用対効果という答弁があったが、費用をかけずして立派なホームページはできるはずである。
要は職員のやってやろうという気持ちなのである。
とにかく笠岡市のホームページは使いにくいし、わかりにくい。
費用をかけなくてもできるはずである。担当部長としての考えを尋ねる。
再質問A
市役所組織の紹介(クリック)⇒職員課(クリック)⇒グループ制の導入について(クリック)⇒平成18年度グループ編成事務分担表(クリック)すると、課名・グループ名・リーダー名・主担当者・副担当者・担当事務事業名が、アクロバットリーダーで28ページ分がズラズラと出てくる。
これを見れば、市民の皆様も、具体的な担当事務について担当者が一目瞭然で分かる。
これこそ、市民満足度を高める1つの方法である。
笠岡市のホームページは、とにかく分かりにくくしてある。また使いにくくしてあるとしか思えない。
もっと分かりやすく、使いやすくできないか?
再質問B
分かりやすく使いやすくするために、更新履歴や検索機能・サイトマップを設置できないか?
再質問C
個人認証基盤を確立し、市民の声を市民掲示板に書き込みをして協働の街づくりを、今以上に推進できないか?
以上ですべての質問を終了いたします。
(自席に戻る)
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