<平成13年3月定例会・代表質問>
(3番目)



市街化区域・市街化調整区域の線引きについて
市庁舎の駐車場について
建設・土木行政について
笠岡ふれあい空港の多面的な活用について




質問と答弁の要旨(市議会便りの原稿)

市街化区域・市街化調整区域の線引きについて

議員 本市の人口増には市街化区域・市街化調整区域の線引き解除が必要と感じる。解除までの数々のハードルを具体的に。そして仮に線引き解除されたならば固定資産税はどの程度の試算になるか。

市長 この都市計画の全面的な見直し、すなわち解除については、平成12年5月19日法律第73号で、都市計画法の一部が改正され、区域区分は原則として都道府県が選択することができることとなり、1年以内に施行される。線引き解除については、振興計画あるいは土地利用計画の面で、笠岡市にとっても重大な施策変更を伴うものであり、種々の問題も把握したい。今後、庁内のプロジェクトチーム等でこれまでの都市計画における種々の問題点を調査しながら、方向を見定めたい。線引き解除された場合の固定資産税については、具体的にどの程度になるのか想定できない。

議員 駅前区画整理事業を行うために、昭和47年に線引きを行ったという認識があったが、調べてもそういう関係がでてこないが。

都市開発部長 線引きと区画整理事業との関連は、見当たらない。


建設行政について

議員 国道2号線バイパスの進捗状況について尋ねる

市長 国土交通省岡山国道工事事務所の整備プログラムによると、平成19年度を目途に起点(西大島新田・笠岡東インター)から、終点(茂平・笠岡西インター)までをバイパスの側道、県道、市道を利用した暫定供与でネットワーク形成を計る予定という事である。

議員 太陽の広場・美の浜緑道公園・11番町緑道公園を結ぶ「緑の回廊」実現のためには、神島大橋・金崎橋の歩道整備が必要と考える。神島大橋の歩道整備、またJR笠岡駅からアグリスポーツ公園までの歩道整備について尋ねる。

市長 神島大橋の歩道整備については、どの程度の改良が可能であるか現在県で検討している。国道2号線の歩道整備は、住吉から西の浜の「つたや」までの約500mを幅員、3.5mに整備する計画で国が現況測量を実施した。金崎橋の歩道については整備拡幅する計画はない。

議員 金崎橋の歩道整備は平成11年12月定例会で、アグリスポーツ公園が完成する段階で、自転車・歩行者の通行状況を考慮しながら、西側に自転車・歩行者専用橋の建設について検討したいと答弁している。再考願いたい。

議員 隅田川(修景)整備事業が進んでいるが、県道井原笠岡線より西側の下流、正寿場町・西本町地区も整備できないか。(道路幅も狭く隅田川の蓋かけも視野に入れて。)

助役 隅田川修景整備事業の下流部分の整備についての事業化は困難である。

議員 県道の西側と東側は同じ都市計画税を支払っているのに様々な整備に格差があり過ぎる。今後、最大限の配慮をお願いしたい。

市長 格差解消に向けて取り組んでいきたい。


笠岡ふれあい空港の多面的な活用について

議員 笠岡ふれあい空港の多面的な活用について、現在の状況について尋ねる。

産業部長 新たな試みとして、3月・4月の2ヶ月間遊覧飛行を実施している。状況を見ながら5月以降も、土曜日等の休みの日にも実施できないか検討している。平成13年度が開港10周年にあたる。9月30日の日曜日に、「大空と大地のカーニバル」を開催して多面的活用をPRし、フライト基地として情報発信する予定である。格納庫・駐車場の件は、県と充分協議しながら進めたい。地域の活性化を推進していくうえで、ふれあい空港を貴重な財産として有効利用するためにも、今後様々な企画を考え、多面的活用を図っていきたい。





全体的な質問・答弁の要旨と感想


市街化区域・市街化調整区域の線引きについて

本市の人口増には市街化区域・市街化調整区域の線引き解除が必要と感じる。

 解除までの数々のハードルを具体的に。

  もし線引き解除できた場合の問題点は。


  もし線引き解除されたならば固定資産税はどの程度の試算になるか。


都市計画の市街化区域と調整区域の線引き見直しについては、
市役所庁内で「プロジェクトチーム」を作って、
今後、前向きに検討するという市長答弁を戴きました。




市庁舎の駐車場について

市庁舎の駐車場について、早急な対応が必要だと思う。
その後の進捗状況について尋ねる。


市庁舎の駐車場については、近隣の民間の土地を借りるという事
で交渉中との答弁を戴きました。
中央公民館前の長屋を現在、解体して整地中です。
その土地が整備された後、具体的な賃貸借の交渉を進めるという事です。




建設・土木行政について

国道2号線バイパスの進捗状況について尋ねる。

国道2号線バイパスは、側道部分のみ、
平成19年度に供用できる予定で進めているとの事です。
その後、高架の工事にとりかかるという事です。



  太陽の広場・美の浜緑道公園・11番町緑道公園を結ぶ
「緑の回廊」実現のためには、神島大橋・金崎の歩道整備が必要と考える。
神島大橋の歩道整備、またJR笠岡駅からアグリスポーツ公園までの
歩道整備について尋ねる。

「緑の回廊」の一環としてのJR笠岡駅から、
アグリスポーツ公園までの歩道整備については、
どちらかというと後ろ向きの答弁でがっかりしております。
但し、国道2号線の歩道整備は、住吉から西の浜の「つたや」までを、
3.5Mのバリヤフリーの歩道整備を計画中との答弁を戴きました。
この件につきましては、昨年末、
地権者に対しての測量の同意に私も同行しました。
すでに測量を終えているわけですが、用地買収が大変な作業になると思います。
用地買収で頓挫しなければと願っているところです。




 ベィシティ構想の進捗状況について尋ねる。

ベイシティ構想については、「重要な事業と認識し、
長い時間をかけて取り組んでいく。
県・市の財政状況から、かなり先の長い話となる。」という市長答弁でした。



  隅田川(修景)整備事業が進んでいるが、
県道井原笠岡線より西側の下流、正寿場町・西本町地区も整備できないか。
(道路幅も狭く隅田川の蓋かけも視野に入れて。)

隅田川修景整備事業の下流部分の整備については、
全く先が見えない答弁でがっかりしております。
本来、建設部長の答弁の予定が、建設部長が急病で入院のため
助役から答弁を戴きました。




笠岡ふれあい空港の多面的な活用について

笠岡ふれあい空港の多面的な活用について、現在の状況について尋ねる。

笠岡ふれあい空港については、遊覧飛行は5月以降も、
土曜日とか休日の遊覧飛行を前向きに検討するとの事です。
また、格納庫・駐車場の件も、
県と協議を進めて前向きに推進するとの答弁を
奥山産業部長から戴きました。




以上は、代表質問の要旨です。
議事録は、笠岡市議会・議事録システムで検索できます。




笠岡市議会・議事録検索システム



一般質問は「通告順に」順序が決まります。
できる限りトップバツターを務めたいと努力致しております。
代表質問は会派を代表して行い、順序は前もって決まっております。
角田訓也は「誠信クラブ」に所属しております。



質問のトップページへ